格安航空ノックエアは4日の取締役会で、路線や機材の縮小、経営陣の減俸などの経営合理化策を決定した。航空燃料の高騰が響き、累積損失が1億バーツを突破。経営状態が悪化していることから、大胆な合理化で建て直しを図る。
5日付各紙によると、パティ最高経営責任者(CEO)は取締役会の後、経営難による運航停止の憶測を否定。「回復の見通しがある」と述べ、筆頭株主のタイ国際航空(THAI)と協力して1年後の黒字化を目指す考えを示した。
国内の全9路線のうち、すでにバンコク発着の北部チェンライ、東北部ウボンラチャタニ、南部クラビ線を1日付で廃止。残る6路線でも減便や廃止を検討する。
国内・国際線とも新規路線への就航は当面見合わせる。国際線は先月1日からバンコク〜ハノイ線を運休し、事実上撤退した。機材の輸送能力も半減する。現在はボーイング737の9機と小型機ATRの1機をリースで使っている。
取締役ら経営陣約30人の報酬も20%カット。パティCEOは約50万バーツの月額報酬を25%削減する。さらに、燃料高に応じた運賃の引き上げ、コスト削減策なども今後検討する。一方、従業員の解雇は避ける方針。現在の従業員は約1,000人。
同社は国内3番目の格安航空として2003年12月に設立された。出資者はタイ航空(出資比率39%)や政府系金融機関など。04年7月に運航を開始し、翌年から最終損益が黒字となった。
昨年6月に初の国際線のインド・バンガロール線に就航するなど、路線を拡大する一方、燃料高の影響で同年7月から赤字経営に転落。累積損失が1億1,400万バーツに上り、タイ航空も合理化を強く求めていた。
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