タイ証券取引所(SET)は25日、同日の理事会で、資本市場開発5カ年計画(2009〜13年)を基本的に承認したと発表した。11年をめどに証取を会員組織から株式会社に転換。また、市場開発を支援する資本市場開発基金(CMDF)を設立する。株式時価総額の倍増を目標に定めた。
5カ年計画は、13年までに証券市場の効率を高めるとともに、規模を拡大し、資本市場の発展につなげる狙いがある。
株式会社転換は、欧米やアジアの取引所の多くが株式会社に転換する中、他国取引所と提携する上でも、その必要があると判断。07年に設置した組織改革委員会が検討を進め、アドバイザーに指名した米系ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が計画をまとめ提案した。11年までに転換するのが目標。
株式は、既存の会員証券会社、一般投資家、CMDFが持ち合う方向で調整。株式会社転換後に新規株式公開(IPO)を実施し、上場することも検討している。
■市場発展支援に基金
CMDFは、投資家教育、資本市場の人材育成、SETの研究活動、企業統治(コーポレートガバナンス)改善、企業の社会的責任(CSR)活動などの支援に資金を拠出する。SETは、時価総額の倍増を目標に、外国企業の上場も促進する。25日時点の時価総額は6兆1,329億バーツだった。
一方、SETの理事会は26日、任期満了で退任したカンパナート副会長の後任にウィブーン氏(前組織改革委員)を選出した。
SETは、1969年の世界銀行の提言を受け、政府が創設に向けた準備を開始し、74年5月に設立。75年4月に取引を開始した。
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